当塾の各教場では、今年の春の保護者会を終了しました。

昨年の保護者会から、2020年の教育改革についてのお話をすることに、その時間の一部を割くようにして、保護者の皆様にその概要をお話しするようにしています。そして、今年の3月に『高大接続システム改革会議』(文部科学省)の最終まとめが公開されました。今回の保護者会はそのまとめを踏まえた情報についてもお話をさせていただきました。

 今回の改革は初等中等の教育内容にも影響を与える改革であるために、大学のみの問題ではなく、また、入試の出題内容に変化を与えることも必至であるため、我々学習塾にとっても注視しなければならない内容であることは言うまでもありません。この点については、すでに公立高校入試の問題を中心に問題の先行変化が起こっていることを、今までも申し上げてきたところです。特に今春の公立高校入試の出題内容の変化には目を見張るものがありました。

 私たちはこの変化の対策として、すでに昨年、夏休みに行った基礎固めや秋以降の入試対策の後半の演習内容を変更し、他に先駆けて問題の変化に対応しました。この点については、そのことが合格実績に顕著に表れてきたものと考えています。

 しかし今春の入試問題の変化は大きく、私共の中では、はっきりしてきたその変化の方向を考えて、さらに対策を強化するために問題を精査し、変更を加えていくことになっています。

 いずれにしても入試に対応するための学習や勉強も変化しているため、そのことをお伝えする保護者会は、きわめて重要な内容を含んでいると考えています。多くの皆様にお話を聞いていただきましたが、今後も十分に情報をお伝えしたいと考えています。

 また、地元の公立高校の変化や私立高校の生き残りをかけた変化も急ピッチに進んでいます。来春から地元の私立高校が、数十年続けてきた男子のみの受け入れから、男女共学を復活させたり、いままで専願制を行っていなかった学校がこれを導入することを決定したり、県立の全寮制の中高一貫校設置など変化の話題は枚挙にいとまがありません。

 当塾では、これまでも情報の重要性を説いてきました。これからも、できるだけ最新の情報を、正確にお伝えしたいと考えています。 保護者会は原則、公開で行っています。事前にお申込みいただければ、塾生の保護者様以外でも参加できます。ぜひ、その機会を活かし、最新の情報をお聞きください。次回は、秋。高校入試の仕組みを中心にお話をいたします。

                                                                                       河浜一也

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