=紙風船=    黒田 三郎
『落ちてきたら
今度は もっと
高く 高く 打ち上げようよ…
高く打ち上げよう高く高く
美しい 願いごとのように
何度でも打ち上げようよ
美しい 願いごとのように』
 私が小学生の頃、グリコのプリッツのCMソングにも起用された歌の歌詞です。日本のフォークグループの草分け“赤い鳥”が歌っていました。
 ふつう願いごととか、夢とか、希望とかというものは、羽があってパタパタと飛んでいくもののように考えちゃいます。でも本当はちがうんじゃないかと思ったことがあります。
 この詩は「落ちてきたら」という一行ではじめられています。きっと、願いごとや夢には重さがあるんですね。放っておけば、それはすぐに落ちてきてしまう、ちょうど紙風船のように・・・。夢と希望を持った生き方には、いつも紙風船を打ち上げつづけるような努力が必要なんでしょうね。
 塾で出会う児童・生徒諸君、その一人一人がよい夢やよい希望に出会いますように・・・そしてそれを打ち上げ続ける努力のお手伝いができますように・・・、私たちの塾がその努力のスタートラインになれますように・・・。