教育というのは本来何のために行われているのでしょうか?
下等な動物は別として、子を育てる多くの動物は弱い子供を守りながら、あるものは獲物の取り方を、あるものは危険を知る方法、あるものは大空の飛び方を教えます。それはまぎれもなく自分で生きていけるようにと自立を目指した教育をしているのです。
きつねの親離れ・子離れのことをご存知ですか。きつねは一生懸命育ててきた我が子をある日突然に自分の縄張りから追い出してしまいます。それは「もうお前は自立できるはずだ。」とでも言いたげな、自然界の壮絶な自立のシーンなのです。
人間はどうでしょうか。人間の自立とは、一人前の社会人となり、親となる資格を得ることでしょう。しかし、人間社会は複雑に、しかもいびつに発展してしまっており、社会人になるまでにたくさんの知識・知恵・技能や思考力・判断力・表現力を身につけなければなりません。そこで自分の子供の教育を、教育専門機関である学校や塾に委ねるのです。
いずれにしても教育の目的は「自立」であるからこそ、学習共同体の教育理念も「自立」とし、それを実現するための指導を行っています。
我々が除外しなければならないのは、学習の仕方も知らないまま、一方的にしかも受け身の状態で問題漬けやプリント漬けにするような学習であり、知識だけを丸覚えするような学習です。そして、生徒諸君が自ら考え、自ら調べ判断し、表現できるような学習のスタイルを自分なりに確立していける学習指導を行いたいと考えています。学習共同体河浜塾の教育理念は「自立」です。
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