昨年、私が「相棒」とも呼ぶ地元の友人が、八幡本通り商店街に入会するので、一緒に入ってほしいとの依頼を受けた。是非地域おこしに一肌脱ぎたいというのだ。郊外型の大型ショッピングセンターの出店が相次ぐ佐伯区八幡地区。学習共同体河浜塾の本拠地のある地域であり。私の家はその裏通りである八幡本通り[通称:ふれあい通り」に面している。

裏通りと表現はしたが、かつてはバスが通る幹線道路であり、佐伯区の北部に位置しながらも、佐伯区内で最も古い商店街でもある。

佐伯区河内地区に、明治時代初頭に殖産興業の政策によってつくられた紡績工場によって、佐伯区に五日市駅が造られ、そこで、荷馬車に積み替えられて紡績の原料綿花が運ばれた道が、八幡本通りである。

また南北に貫く八幡川の現在の郡橋あたりから河口を結んだ船便によって、その郡橋当たりを中心に商店街は形成された。

ところで、わたしが、ラジオ番組を持つようになって、もう何年もたつ。FMはつかいちは聴取範囲がひろく、海岸線であれば、呉の吉浦の手前まで聞くことができる。安佐北区ではちょっと聞きにくいが、広島市の他の地域ではだいたい普通に聞くことができる。また、FMはつかいちのホームページからUstream配信が行われており、今ではインターネット環境が整えば、全世界で聞くことができる。

古くは音楽の世界の端っこに身を置きながら、平生の活動を行っていた河浜に、ラジオパーソナリティーとしての道が開かれて、以来、古い仲間たちが若いミュージシャンたちを次々に紹介してくれるようになり、今では周りに若いアーティストたちがあふれるようになった。そんな人たちをそのまちおこしに出演させたいという思惑も、河浜に対する商店街へのお誘いにつながったものと思える。

いずれにしても、地域につながらせていただくことは、その地域の教育状況を把握するためにも良いことだと思っている。本部八幡校以外の教室でもそうした動きがあれば、ぜひ参加することができればとも思う。非力ゆえできることはそれほど大きくはない。でも地域に支えられ、地域教育に貢献できての私塾である。各教室がそれぞれの地域においてそのようであれれば幸いである。

八幡本通り商店街&八幡神社主催七夕祭りと夏越大祭:
7月6日(日)佐伯区八幡(やはた)神社にて