ゆるやかな風をうけて 沖まで出ると
海はエメラルドグリーン
波は水平線のむこうから 一列になってやってくる
心、自由なる人間よ
風に向かって帆を張ろう
希望の帆を高く高く
夢を忘れずに
夢を追い続けるために
そうさ 人間は
ある日 みんな少年だったんだ

小さな頃から自分の夢を持ってる人は幸せだね。でも大人になるにつれて、その夢を捨ててしまうことや忘れてしまうことだってある。子供の時の夢をいつまでも持ち続けてる人って魅力的だ。今、夢を持ってる人は、その夢を簡単にあきらめないでいてほしいよね。
でもね、もしも夢を持っていなくても、ちっとも恥ずかしいことじゃないよ。子供のころや中学生・高校生になっても、世の中がどんなふうにできてるんだかわからないなら、夢なんて持てないよね。
  大人たちは将来の「夢を持とう」ってすぐに言う。「この頃の子供たちは夢を持っていない」なんてね。まるで夢の押し付けだ。そんな言葉で無理やり持った夢なんて、本物じゃない…嘘っぱちさ。
 そう、ゆっくりとゆったりと大きくなればいい。「自分探しの旅」じゃなく、「自分を探さない旅」のほうがよっぽど大切なんだ。その中で自然に見えてくるものがあるんじゃないかな。そんなふうに見えてきた夢が、自然に子供のころに湧いてきた夢とおんなじ性質のものなのかもしれない。そんな夢に出会えたら、その時には、しっかり追いかけてみるんだね。