広島の学習塾|一斉指導・個別指導・少数指導で学力と実力を鍛えます
季節講座・イベント等

会長

山陽自動車道下り線宮島サービスエリア(河浜会長)

 今日は、午前中に塾の広告関係の仕事を終え、廿日市市の山陽自動車道下り線宮島サービスエリア内で昼食。色々と工夫された定食を出す「磯もみじ」というレストランに行った。
 レストラン内の壁には、速谷神社を紹介する「歴史散歩」と題した説明版。著者は小生「河浜一也」。もともと西広島タイムスの宮島街道に出稿したものだ。
 西広島タイムスは広島市西部から廿日市にかけて13万部を配布する。そのしっかりとした紙面づくりには定評があり、地域に暮らしに情報で大きく貢献している。私の宮島街道歴史散歩もほぼ2週間に1回のペースで連載させて6年目。今年4月から2か月間お休みをいただいたが、今週号から再スタート。
 地域の歴史は奥深く興味深い。まだまだ宮島街道にも書きたいことが山ほどあり、歴史紹介の道はこれからも長く続きそうだ。
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久しぶりに、遠出。

山頂から

    小野 十三郎

山にのぼると

海は天まであがってくる。

なだれおちるような若葉みどりのなか。

下の方で しずかに

かっこうがないている。

風に吹かれて高いところにたつと

だれでもしぜんに世界のひろさをかんがえる。

ぼくは手を口にあてて

なにか下の方に向かって叫びたくなる。

五月の山は

ぎらぎらと明るくまぶしい。

きみは山頂よりも上に

青い大きな弧をえがく

水平線を見たことがあるか。

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 もう何年も前から、仕事と全く関係なく旅に出るということから遠ざかっていた。たまに県外からの講演依頼を受けて、ならばついでにと家族を同伴することが数度あったか・・・。

 塾人にとって本当の休みと言える休みはゴールデンウィークくらい。今年は、蒜山高原から大山の北までを車で回り、倉吉を経て三朝温泉に宿をとった。

 若い緑はよい。心をリフレッシュして、新たにすべてをスタートすることができる。自分自身に対する再スタートの演出するのにもってこいのすがすがしさを持っている。天候にも恵まれた。

 ゴールデンウィークが過ぎると、またスタートする。そして、どこかに到達すると、またスタートだ。夏になったら、またスタート、秋になったら、またスタート、1年が終わればまたスタートというふうに、段階的に「始まり」を多く作ると、その度に気持ちを改めることができる。私たちは受験に向かっていろんな段階を作っているのだが、そういう意味では四季のある日本は、何度もスタートを作りやすい。

この4月中に私たちは中3の志望校と受験に対する意識を探った。そして、ゴールデンウィーク後は、そのこと知った上での再スタートの時期だと思っている。10か月後の受験に向かっての一つのスタート。そして今後何度も何度もスタートを切りながら、この1年を過ごしていくのだ。

今年は、なだれ落ちるような緑の高原と青い日本海を見て、しっかりと英気を養った。さあ、スタートだ。今年も頑張るぞ!pc_1246900267

自らを磨く(河浜会長)

 

学習共同体グループでは、この春の公立高校入試の問題の大きな変化を受け、さらなる変化を予想しています。

そこで今年は中3に対する対応をさらに充実したものに変化させようと、この4月から活動をはじめます。

昨年私たちは、今年の高校入試の変化を予想し、受験勉強をどのように変化させたのかについては、前回のこのスケッチブックでご紹介いたしました

前年までの入試問題で、その変化内容が、表現力や思考力・判断力が必要な内容への変化だということを察知、これらが教育改革の先行変化だととらえ、対策を講じました。

入試対策の後半にあたる冬の講習会からは、かなり難易度の高い問題にもあたりました。逆に基礎的な内容については早期に問題数や問題量をこなすために、中3の夏期講座時に、基礎力を鍛えるために5教科にわたる「基礎力養成のための問題集冊子」をこなし、例年よりも2か月早く受験問題を直接意識した演習を始めたことも、お伝えした通りです。

冬期講習会中に履修した手づくりの問題は、昨年の段階で、思考力や判断力を問う問題を増やし、公立高校入試の対策としました。(ことも既報)

さて今年の中3に対する入試問題もさらに傾向が変化することを予想しています。

ただ、今春の変化が、ここ数年およびこれから数年の変化の中で最大であろうと予想しており、来春は今年ほどの極端な変化は起こらないものと予想しています。そんな中でこれからの教育改革の内容と照らし合わせて、まだ起こっていない変化の内容を、起こりうる次の変化と予想して、研究したいと思っています。

私たちはこのような視点から、今年さらに研究の精度を高め、それを塾内に徹底するために、塾内の研修の回数を増やし、生徒への指導が有効に働くように、そのスキルアップに努めていくことにしました。

第1回目は4月27日に、教育情報工学の専門家を招いて、公立高校入試の再分析とこれからの展開について学ぶこととしています。                                                                                                                        河浜一也

中3に対して、この一年間やってきたこと-2(河浜会長)

公立高校入試の変化に対応する

(前回の続き)さて、私たちが今年の高校入試対応をどのように変化させてきたのか説明いたします。

まず前年までの入試問題を見て、その変化内容が、表現力や思考力・判断力が必要な内容への変化だということがわかりましたので、これらが教育改革の先行変化だととらえた私たちは、それらに傾斜した出題は今までの出題よりも手ごわいことを予想しました。そのため入試対策の後半でかなり難易度の高い問題にあたらなければならないことを予想しました。そこで、逆に基礎的な内容については早期に問題数や問題量をこなすことにしました。こうして、中3の夏期講座時に、基礎力を鍛えるために5教科にわたる「基礎力養成のための問題集冊子」をこなし、例年よりも2か月早く受験問題を直接意識した演習を始めました。このことによって受験の基礎を早期に固めて、表現力や応用力を受験に近くなって、少し時間的に余裕をもって徹底的に鍛えようと決意したのです。

また冬期講習会中に履修した手づくりの問題は、これも冊子にして生徒諸君にやってもらいました。この冊子は既に昨年の段階で、思考力や判断力を問う問題を増やし、公立高校入試の対策として有効なものだと考えていましたのでこれを実施しました。教育改革の変化に対応する本丸でした。。

また選抜Ⅰや選抜Ⅱの国語で長文で解答を書く問題に対する対策(いわゆる小論文・作文対策)にも力を入れさせていただきました。  今年大きく出題内容が変化するということは、ほぼ予想ができたといってよいと思います。どのように変化するかということも文部科学省の言う高大接続に関する教育改革の先行変化だということをとらえ切れれば、その内容も予想のつくところでした。ただ出題形式をどのようにするのか、またどう言った単元が出題されるのかというようなことは「変化」が起これば全く予想のつかないものになることは、仕方がありませんでした。

3月に入っての受験直前の履修内容は各教場に任されました。教場によって履修している生徒のレベルや受験校のレベルに違いがあるからです。その際は多くの教室で、もしも「逆に変化が起こらなかった」場合に、昨年までのペースで出題されればどこが出題されるかというシミュレーションをして、特に理科や社会などで、主に昨年出題されなかった分野を履修しました。念のための押さえをしたわけです。結果的にこのことはあまり意味を持ちませんでした。

かくして、今年、公立高校入試は大きく形式を変えて、思考力・判断力・表現力を問う問題が多く出題されたのです。

この一年間、中3に対してやってきたこと-1(河浜会長)

  この1年間私たちは、公立高校入試対策として、少し例年にない動きをいたしました。原因は公立高校入試の出題内容の変化に対応するためでした。  今から2年前、公立高校入試の国語の出題で120文字で答える問題が出題されました。その時私たちはこの問題が2020年のセンターテスト廃止にともなう教育改革の先行変化ととらえました。それは、特に表現力を問う問題です。

  また、昨年の社会科の地理の問題は、資料を読み取る問題に大きくシフトしました。もはや地理は記憶教科ではないといえる状態になったのです。思考力や判断力を問う問題です。

 さらに今年の春の入試の変化は、全教科にわたる大きな変化であったと言っていいと思います。

「思考力」「判断力」「表現力」を問う教育改革、その改革は、高校と大学の接続改革というふうに呼ばれてはいますが、教育の世界では長年にわたって、大学入試が変わらなければ、中学入試や高校入試は変わらないと言われてきました。さらには、その変化によっては学校教育そのものが変わるとも言われています。その最初の変化として入試が変化していると考えた私たちは、その先行変化に対応していこうと考えました。私たちは教育改革の最先端で、今年起こるだろうと予想してこの変化に対応したのです。そして、「思考力」「判断力」「表現力」を少しでも鍛えていこうとしたのです。

ここでもう一度、2020年に予定されている教育改革の内容について、確認いたします。

改革内容1.センターテストが廃止され、高2の時に受ける基礎力テストと、高3で受ける大学入学者を選抜するテストにかわる。

改革内容2.記憶中心のテストではなく、「思考力・表現力・判断力やコミュニケーション能力」を問う問題に変わる。

改革内容3.新中2学年からこの改革を実施、新小4からはコンピュータによるテストが計画されている。

改革内容4.教科の枠組みを超えた出題が行われ、個別大学の英語は外部テストを導入する大学が多くなる。

改革内容5.推薦入試だけ、AO入試だけで簡単に入学できるというような枠組みの入試はなくなり、同じ推薦やAOでも十分に学生のことを調査する難化した入試に変わる。

これらの変化のうち、上の改革内容2は、入試の形式の変化ではなく、どのような能力を「学力」として評価するのか。学力観の根本的な変化です。もちろんそういった学力観は以前から言われてきたことですが、それに対して実際の大学入試は知識偏重・記憶中心のテストに終始していたのです。今回の改革は根本的な改革と言えます。

スケッチブック2月号巻頭言

  スケッチブック2月号巻頭言より
 

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今月中旬、今年度の新たな募集広告が出ます。私たちはこの塾の姿勢を明らかにするため新名さんにしっかりと呼んでいただくための広告を発表することとしました。以下はその内容です。是非じっくりとお読みください。

土台が大切

  学びは本来、学ぶこと・わかることの楽しさや喜びによってリードされ、その興味によってより高いレベルの学習へと導かれていくものだと思います。

たとえば、私どもの塾を通して偏差値60以上の上位の公立校や難易度の高い私立中高に進んだ生徒の多くは、得意教科にこだわりを持ち、楽しみながら学習の土台を作ってきた者たちです。

学力は学習力から

当塾では具体的な教育の中身とともに、学び方(学習への取り組み方)を教えることに力を注いでいます。「わかる」ということと「できる」ということの違い」「宿題はいつやればよいのか」「定期テストへの取り組み方は・・・」そういったノウハウを通して学習力そのものを身につけることが大切です。

学習観の重要性

多くの場合、中学受験や高校入試は最終的なゴールではありません。したがってじっくり育てておきたいのは、大学まで継続できる高い学習意欲と骨太な思考力です。あわせて物事にていねいに取り組む姿勢や物事を論理的に考える思考力も育てたいと思います。そして大学で学ぶことも「人が人間として幸せを追及する」一過程なのです。

育てよう考える力

私たちは、どうしても覚えてもらわないといけない基礎事項以外、何から何まで丸覚えをすることを推奨しません。それでは学習力がつかないからです。簡単に得た知識は、簡単に忘れてしまうからです。私たちは物事を考える結果として得られる「生きた知識」を大切にします。

思考力と表現力を鍛える  

大学入試の新共通テスト、公立の中高一貫校増設の動き。今教育をとりまく環境は再び音をたてて動き始めています。私たちはその動きに敏感に対応しながら確かな学力を育てよう思っています。そのための基礎力重視であり、そのための体験学習です。学びの体験から子供たちの思考力を伸ばし、わくわくした体験を表現する。新しい学力のキーワードは我々が実践してきた「思考力と表現力」です。

樹洞(うろ)

ずいぶん前に、大木の根元に樹洞(うろ)を見つけたことがあって、しばらくの間、どうして、こんな穴ができるのだろうかと疑問に思ったことがありまして・・・。大木の根元のまるで洞穴のような大きな樹洞でした。

そんなある日、棚田で有名な筒賀の井仁(いに)という場所から天上山へ登る山道の脇で別の光景に出会いました。それは、大きな一本の倒木でした。薄暗い森に落ちる木漏れ日。辺りに満たされた緑の香り。肌を包むような濃い湿気・・・。その倒木は緑の苔(コケ)で覆われていて、朽ちかけていました。そして、その倒木を骸(むくろ)として、倒木をまたぐように根を張った若木が勢いよく天を目指していました。その時ふと諒解(りょうかい)したのです。ああ、こうしてあの樹洞はできるんだと・・・。

  若木は、どんどん大きな木へと成長していきます。倒木の持つ栄養分も吸収しながら、空へと枝を広げます。そして、いつしか大木となった時には、苔むした倒木は朽ち果て、そこにぽっかりと穴が開いて、樹洞ができるのです。森の奥で静かに、しかも長い歳月をかけて、世代を受け継ぐんですね。そこには、悠久の時の流れを超えた「生命のドラマ」があるのです。  昨年も、私どもの各教室のいくつかで、生徒のお父様やお母様が亡くなられるという悲しい出来事に出会いました。ご病気の場合や事故の場合、いろいろな状況の中でも一様にそれぞれ悲しみがあり、もちろん、その子である私どもの生徒も深い悲しみの中で日々を過ごします。そしてその心をゆっくりとケアしながら、親の心を心として、子供たちを見守っていくことも私たちの大切な仕事です。

 「親はあなたの中で生きている。だから頑張ろうな。」私はそんな言葉を軽薄な慰めのつもりで子供たちに発しません。しっかりと本当に、命を子供たちに残して、本当に子どもたちの中で親は生きていると、そう思っているんです。そして、私たちは厳粛な「命のリレー」をして、今ここに生かされているんだから。「命いっぱい」に生きなければと思うのです

 樹洞は、命の跡です。その跡は、やさしく虫たちや小動物にあたたかくて穏やかな小さな住処(すみか)を与えていきます。そうやって、時は流れ、そうやって、命は受け継がれていくのです。                         yjimage河浜一也

 

追悼、山口恭弘先生

雨だった。

しとしととした雨だった。それは、自らを高くしない。控えめな故人に似た静かな雨だった。

しかし、故人は確固とした教育観を持ち、朴訥(ぼくとつ)とした言葉ながらそれを堂々と主張される力強い先輩でもあった。

故山口恭弘先生は、かつて、広島市佐伯区にあった有名進学塾・山口塾の塾長で、我々同業界の後進を指導してくださった先達だ。

山口塾といえば多くの優駿を集める進学塾として有名だった。広島を支える多くの名士を輩出している。現在広島県知事を務める湯崎英彦氏や世界的な指揮者大上英治氏らも卒業生。かつてアナウンサーからフジサンケイグループの社長夫人となった卒業生・頼近美津子さんが亡くなられたときには、残念の思いを印象深く吐露された。

20年ほど前に、塾そのものは引退され、塾長職を弟の山口哲弘先生に譲られたが、先生の手を離れた山口塾はその後閉塾。しかし、退職のずっと前から彼に求められた塾業界のけん引役の仕事には、その後も携わられ、全国の多くの仲間に慕われた。河浜とは、30年前に先生ご自身から突然のお電話をいただき、お付き合いを始めると、全国の先輩方や同志に引き合わせていただき、その人脈を引き継がせていただいた。

その塾業界で、任意団体「全国私塾連盟」理事長。その後いくつかの任意団体が合併した現在の「全日本私塾教育ネットワーク」の初代理事長。(河浜は現在同団体の副理事長を務めている)そして、経済産業省認可団体「公益社団法人・全国学習塾協会」副会長として、厚い信頼に応えられた。

河浜は鞄を持たせていただきながら、全国津々浦々に赴き、教育者たちと親交を持った。そういった旅の途上で先生のお言葉を聞かせていただくことは、本当に勉強になった。

本年8月3日、心筋梗塞で突然のご逝去。夏期講習会中であったためその事実は伏せられ、近親者のみで葬儀は行われたそうだ。それは、業界の事情をよく知っておられる奥様の決断されたご配慮だった。もしも新聞紙上にでも発表すれば千人を超える縁の方々が集まられたに違いない。

そして、11月8日日曜日、改めて、ホテルでの「お別れの会」を開催した。私はこの会のすべてを取り仕切らせていただいた。企画から司会進行・その他の諸手配のすべてを、ほぼたった一人で行った。先生への感謝の意味の込めて、このお役目だけは決してだれにも渡したくなかったのだ。

そして、その日は雨だった。

司会者として泣かないことだけを心に決めて司会を務めた。すると天が泣いてくれた。涙雨だった。

改めて思う。先生から学んだことは多い。しかし、先生の生き様・お姿から学ばせて頂いた最大のものは、「教育者は一途(いちず)でないといけない。」ということ。一途に教育にまい進すること。教育に携わる者は、そうでなければならないこと。それは、それこそ教育一筋、教育と塾のほかに何の話題もお持ちにならなかった一途な教育者・山口恭弘先生の単純で渾身のお教えである。

                                                                      会長 河浜一也  合掌

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