学習共同体グループでは、この春の公立高校入試の問題の大きな変化を受け、さらなる変化を予想しています。

そこで今年は中3に対する対応をさらに充実したものに変化させようと、この4月から活動をはじめます。

昨年私たちは、今年の高校入試の変化を予想し、受験勉強をどのように変化させたのかについては、前回のこのスケッチブックでご紹介いたしました

前年までの入試問題で、その変化内容が、表現力や思考力・判断力が必要な内容への変化だということを察知、これらが教育改革の先行変化だととらえ、対策を講じました。

入試対策の後半にあたる冬の講習会からは、かなり難易度の高い問題にもあたりました。逆に基礎的な内容については早期に問題数や問題量をこなすために、中3の夏期講座時に、基礎力を鍛えるために5教科にわたる「基礎力養成のための問題集冊子」をこなし、例年よりも2か月早く受験問題を直接意識した演習を始めたことも、お伝えした通りです。

冬期講習会中に履修した手づくりの問題は、昨年の段階で、思考力や判断力を問う問題を増やし、公立高校入試の対策としました。(ことも既報)

さて今年の中3に対する入試問題もさらに傾向が変化することを予想しています。

ただ、今春の変化が、ここ数年およびこれから数年の変化の中で最大であろうと予想しており、来春は今年ほどの極端な変化は起こらないものと予想しています。そんな中でこれからの教育改革の内容と照らし合わせて、まだ起こっていない変化の内容を、起こりうる次の変化と予想して、研究したいと思っています。

私たちはこのような視点から、今年さらに研究の精度を高め、それを塾内に徹底するために、塾内の研修の回数を増やし、生徒への指導が有効に働くように、そのスキルアップに努めていくことにしました。

第1回目は4月27日に、教育情報工学の専門家を招いて、公立高校入試の再分析とこれからの展開について学ぶこととしています。                                                                                                                        河浜一也