こんにちは。中学受験科と個別コース担当の高原でございます。

先日、健康診断に行ってまいりました。
身長、体重から始まり視力、聴力、血圧、心電図やらレントゲンやら。
そしてメインは胃の検査。
胃カメラにどうも抵抗があって、毎年バリウム検査を選択しています。
(抵抗というよりはハッキリ言って『恐怖心』です)

バリウム検査ではX線撮影によって胃の状態を撮影しますが、
この検査に使用するバリウムはX線を透過しないので、
これを飲むことにより消化管の状態を映しだす事ができるんだそうで。

このバリウム、と一般的に呼ばれている物質、
正式名称は硫酸バリウムですが、実は中学3年生の理科の教科書に出てきます。
3年でイオンとか中和反応とかが出てくるのですが、
その中に中和反応の例として水酸化バリウムと硫酸による中和があります。

この反応は、水酸化バリウム+硫酸→硫酸バリウム+水、というもので、

化学反応式は Ba(OH)2 + H2SO→ BaSO4 + 2H2O

水酸化バリウムに硫酸を混ぜるや否や、全体が白くなり、その後沈殿します。
この白い物質が硫酸バリウム。中学生には「何それ?」な代物(白物?)ですが、
大人になるとお付き合いの始まる身近なものなのです。
授業で話しても生徒さんにはいまいち伝わらないのですが。
(※実際、検査に使われる硫酸バリウムはこの製法ではありません)

また、この硫酸バリウムは消化器官に吸収されず(消化は中学2年生の単元)、
全て便として排出できるので、この点でも検査に使用されているのだそうです。
ただ、早めに体外に排出しないと腸の中で固まってしまう恐れもあるため、
できるだけ早く排出出来るよう、下剤も少し混ぜてあるのだとか。

検査後に下剤を1錠いただいていますが、
わたし、お昼過ぎには排出が始まっていました。
下剤全く必要なし。どんだけ活発なんだ。。。(笑)

検査の結果はいたって正常なようで、きれいな胃だねと褒めていただきました。
その他、体の器官に気になる点は見つからないとのことで。
ひと安心です。より一層、仕事に打ち込めます。
受験シーズンを控え、体調万全で取り掛かります。
よろしくお願いします。

ただ、体重が年々・・・とやんわりと。あわわわわ。。。気をつけます。。。。。(汗)