2月4日(月)、私立高校推薦入試および公立高校の選抜Ⅰ入試が行われました。私立高校の推薦入試は、ほぼ合格が「確約された」ものではありますが、公立高校選抜Ⅰは普通科の場合、定員の20%の枠しか設定されていないため、多くの高校で選抜Ⅱの倍率に比べて著しく高い倍率となっていました。そのせいもあってか、ここ数年の中学校の指導は、受検した生徒が不合格になった場合の落胆を危惧して、積極的には受検を勧めない傾向になってきておりました。今年度の普通科は2,162人の定員に対して、志願者数3,709人、倍率は1.72倍で、前年度の志願者3,695人、1.69倍とほぼ同じでした。その前の倍率が1.99倍→1.86倍と推移していたことから、中学校側での受験者を絞るといった指導が落ち着いてきたものと思われます。

なお、公立高校選抜Ⅰの合格発表は7日(木)となっております。現時点では結果はまだ不明ですが、これまでの合格者の内申点から判断すると、今年もかなり高いラインで合否が分かれるものと思われます。もちろん小論文や面接の内容も加味されて得点化されているとは思いますが、そのウェイトは学校ごとに差異がある印象があります。公立高校の選抜Ⅰ入試は面接と作文・小論文のみであり、教科テストはありませんので、『くじを引きに行くようなもの』ととらえるようにしています。結果が芳しくなかったとしても、希望校への門を閉ざされたわけではありません。これからが入試本番なのです。

 

 

【2013年度公立高校選抜Ⅰ入試データ】

学校名

選抜Ⅰ
定員

最終
受験者数

最終倍率
矢印は昨年比

前年度
選抜Ⅰ
倍率

前年度
選抜Ⅱ
倍率

基町(普通)

64

161

2.52 ⇗

2.27

1.22

舟入(普通)

64

163

2.55 ⇗

2.30

1.37

国泰寺(普通)

48

131

2.73 ⇗

2.31

1.45

皆実(普通)

48

128

2.67 ⇗

2.42

1.27

観音

56

124

2.21 ⇗

2.13

1.78

井口

64

100

1.56 -

1.56

1.34

美鈴が丘(普通)

56

67

1.20 ⇗

1.14

1.37

五日市

64

101

1.58 ⇘

1.70

1.55

廿日市

56

91

1.63 ⇗

1.48

1.10

廿日市西

56

79

1.41 ⇘

1.50

1.26

海田(普通)

48

118

2.46 ⇗

1.92

1.16

安芸南

48

90

1.88 ⇘

2.17

1.25

安芸府中(普通)

32

55

1.72 ⇗

1.66

1.40

安古市

64

138

2.16 ⇗

1.77

1.16

祇園北(普通)

56

88

1.57 ⇗

1.48

1.08

高陽

64

151

2.36 ⇗

1.66

1.15

沼田(普通)

56

108

1.93 -

1.93

1.49

選抜Ⅱ入試まではあと1か月を切りました。今後は今年の出題を見据えての授業展開となります。最後の最後まで、生徒たちの希望成就に向かって突き進みます。ご期待ください。