学習共同体河浜塾
個別指導教室の保護者各位
運営協力へのお礼と現状について
令和2年4月27日
学習共同体河浜塾
会長 河浜一也
思いもよらぬコロナ禍のもと、保護者の皆様には、心詰まる大変な自粛の日々を過ごされているものと思います。心よりお見舞い申し上げます。ただ、それでも季節は巡り、花の香は幽々と野を占め、罹患恐怖の人間世界とは対照的です。早期にいつものように季節を楽しみ自然を満喫することができる日々が戻ることを祈りたいと思います。皆様にもくれぐれもお気をつけください。
さて、当塾は、今コロナ禍に対する国の緊急事態宣言と県の学習塾業界に対する休業要請または休業協力依頼により、オンライン授業に切り替えて授業を続けており、その移行の際には慣れないこともありましたが、およそ大過なく移行できたと考えています。また、保護者の皆様には、積極的なご協力をいただき、ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。今後、この状況が継続する場合にも万全の対応をしてまいりたいと思います、ご声援ください。
以下、今回の学校の対応や学習塾の業界での対応から今後予想される、生徒諸君の学力確保という観点からの問題点と当塾の対策やおすすめを記しますので、お読みください。
生徒諸君の学力確保という観点から・・・
現在、3月よりほぼ2か月の間学校が休講の措置をとっており、これをリカバリーするには、夏休みの時期を短縮して一定の授業をする他はないと考えています。ただ、5月以降も休校が長期に続いた場合には、リカバリーする方法が無いものと思われます。
文部科学省は、平年、各学校が教科の単元をちゃんとすべて履修するように指導していますが、今月、萩生田文部科学大臣は、履修できない単元がでることもやむを得ない旨の発表を行いました。
問題点
学校がリカバリーできなかったり、しなかったりということを前提とした際、現在、学校では履修順について一定のモデルはありますが、中学校の理科や社会などは、その順が学校に任されており進度はバラバラです。しかしながら入試の際にその単元は出題しないというようなことはできません。
高校では学校によって全授業の進度バラバラです。習わない単元が出題される可能性や少ししか習わなかった等の単元ができる可能性が大きいと思います。
当塾の対応とおすすめ
休校の無い通常時の進度をできるだけ意識しながら、平生と全く同じとは行かないまでもリカバリーできる限度で、粛々と授業を進めます。
授業の中で生徒諸君が解いた問題を、当塾でデータ化し、S-P表分析を行い、生徒諸君の学力に抜け落ちがないか分析します。(当塾で行っているS-P表分析については、動画案内がありますので、ご確認ください。アドレスは、http://kyodotai.xsrv.jp/wp/hgk2004 です。
オンライン授業に移行し、コロナ禍が終了したのちに振替授業をとるというご家庭も数%見られますが、学校の単元進度から考えて、おそらくそれではリカバリーに限界が出ると考えています。できるだけ今のうちに積極的に学力の確保にトライしてください。
また、この際、オンラインを使ったコミュニケーションについて、これを機会に慣れておくことをお勧めします。すでに、AO入試を行っている私立大学から、面接をオンラインで行うことを検討しているという発表や英語の面接テストを今回から将来に渡って、オンラインで行うことを検討している大学も出ています。
今春の中学入試合格発表の一部や公立高校も含めて高校入試の合格発表のほとんどが、インターネット上で発表され、その後書類を学校に取りに行くという方式でした。インターネット環境を整えるということも、時代の要請と思い、ふりかえっておきましょう。